2018.06.18 Moscow, Russia – 二度目のロシア

ロシアワールドカップ2018で人生二度目のロシア。

最初は2010年、ユーラシア大陸をシベリア鉄道で走破するべく、ウラジオストクからモスクワまで、西へ西へと7日間走り続けた。停車駅は60駅ほどあったが、基本乗りっぱなしだ。当時のシベリア鉄道にはシャワーもなく、トイレの小さな手洗い場で頭を洗ったりした。新幹線と違って速度はそんなに速くない。60km/hくらいで、ゆっくりと変わり映えのしない風景を眺めながら、ヨーロッパへと向かった。

ウラル山脈あたりに「ここがアジアとヨーロッパの境目ですよ」というオベリスクがあると聞いた。それを逃すまいと、カメラを片手に目を見張っていると、白くて小さい何かが一瞬通り過ぎた。まさか!あれがオベリスク!ウソでしょ!という顔をしたロシア人のおばさんと顔を見合わせて笑い合った。

ヨーロッパまで電車で行きたいと思ったのは、宮脇俊三さんの「シベリア鉄道9400キロ」を読んだからだ。この本は私の人生に大きな影響を与えた。約150時間の電車移動を終えて、私の中にあるものさしの尺度を大きく変えた。150時間をクリアすると、24時間、48時間の移動さえあっという間に感じるようになった。

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

2014年のブラジルワールドカップも日本代表戦はすべて現地観戦した。2018年のロシアもまた、日本戦のある各都市のスタジアムを駆け巡った。モスクワを拠点として、電車で24時間ほどの移動が何度かあったが、長いとは感じなかった。むしろ、2〜3日電車旅を続けたいと思ったくらいだ。いつかまた、不便な電車旅をしたい。

赤の広場に立つあの聖ワシリイ大聖堂は、シベリア鉄道横断旅において、ひとつのゴールだった。今回はだいぶ様子が違った。世界中のサッカーファンで溢れかえっていたからだ。ユニフォームを着て赤の広場へ行けば、つながりを感じることができた。

「そのユニフォームはカシマじゃないか。ジーコがつくったチームだね」

「クラブワールドカップで戦ったわね。」
とブラジルのインテルナシオナルのエンブレムを指さして近づいてくる女性。

茨城の小さなサッカークラブを知ってくれている南米のサッカーファンは意外と多い。サッカーの神様ジーコの絶大な人気。そして、2016年のクラブワールドカップ決勝戦で世界一に迫る試合をしたことが、多くのサッカーファンの記憶に新しいようだ。

ワールドカップ期間中は、試合のない日もあらゆる国のサッカーファンとの国際交流が続く。一緒に写真撮ろう!と声をかけられるのは軽く100回以上、ユニフォーム交換、グッズの交換なども日常茶飯事だ。だから、たくさん日本のバラマキアイテムを持って参戦する。2022年はカタールワールドカップ。4年に一度、楽しみにしていたけれど、コロナウィルスで行けないのだろう。その4年後、2026年はアメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国共同開催だ。その頃には、またあの頃のようにサッカー旅ができるだろうか。

赤の広場にあるロシアすべての道路の起点となっている場所。マンホールみたいだけど、プレートかな。この上に立ち、門を背にして願い事をしながら背後にコインを投げると叶うという。私もたくさんの人たちに囲まれながらコインを投げたけど、なんの願い事をしたかは忘れてしまった。あ、「日本代表がグループリーグを突破して、ベスト16に進めますように!」ってお願いしたかもしれない。それなら叶った!

2018/6/19 (GL)コロンビアvs日本 1-2 @サランスク
2018/6/25 (GL)日本vsセネガル 2-2 @エカテリンブルク
2018/6/28 (GL)日本vsポーランド 0-1 @ヴォルゴグラード
2018/7/3 (R16)ベルギーvs日本 @ロストフ

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