2008年に購入した初代FIAT500は、bluetoothがついていなかった。それで、購入当時はiPodを接続して音楽を聞いていた。ここ最近はFMトランスミッターを使い、iPhoneのSpotifyで再生した音楽を飛ばしていたが、これがもう雑音がひどくてストレスだった。特に交差点では大音量でノイズが入ってくるので、咄嗟にミュートボタンを押していた。
2021年に中古で買った二代目FIAT500(2015年式)もbluetoothがついていなかったので、がんばってbluetooth化してみる。結論から言うと、機械オンチの私でも自力でbluetooth化できたので、やる気さえあれば誰でもできる!(と思う)
- 音声外部入力 AUXアダプター(ケーブル)
- bluetoothオーディオレシーバー(スマホの音楽を受けて、FIATに音楽を流す)
- 欧州車用純正デッキリリース金具(オーディオを取り外すのに必要な金具)
- マイナスドライバー
- マスキングテープ(100円ショップとかで買う)
- やわらかい布
- 軍手
欧州車用純正デッキリリース金具というU字の専用工具2本セットをAmazonで購入。1300円だった。この金具、探せば安いのがいくらでもあったけど、安い商品のクチコミを見るとAmazonには粗悪品も多いみたいなので、純正を買ってよかったのかもしれない。デッキリリース金具にも形状がいろいろあるようだけど、使うのはU字型の金具2本のみ。
さらに、BOSCHの音声外部入力 AUXアダプターを購入。これはちょっと高かったが、猛暑で高温になる車内でも故障なく使えるように手堅くBOSCHを選んだ。猛暑でケーブルがダメになったら、また全部やり直しになってしまうし。
マスキングテープで養生する
念のためオーディオ部分を引き出したときに、傷が付かないようにマスキングテープでしっかり養生する。やらなくても大丈夫。
4ヶ所のパーツを外す
左右のオーディオの内側のパーツを取っていく。マイナスドライバーを引っかけて、爪を折らないように注意しながら4ヶ所外す。
リリース金具を4ヶ所の穴に挿す
リリース金具を差し込むのは素人ゆえオーディオに傷が付くんじゃないかとちょっと心配だったけど、案外簡単にサクッと入った。
リリース金具を手前に引き、オーディオを取り出す
左右のリリース金具を手前に引くとオーディオが外れる。外れないときは、金具をハの字にちょっと外側に向けて引くとうまくいく。
オーディオが外れたら、下をこすって傷が付かないように、ササッとやわらかい布を挟み込んでおく。
AUXアダプターを接続する
購入しておいたAUXアダプターを差し込む。下の写真の青い部分。元々挿してあった白いケーブルは外したまま奥の方に放置。(でいいのか?と思ったけど、大丈夫みたい)
オーディオを抜き取った穴に手をぐいっと入れ、AUXアダプターを左奥の方に通すと、助手席の足下にスルスルッと貫通する。このとき、手を抜き取ったら手の甲がズタズタに切れて血まみれになっていた!手袋をするべきだった。
助手席の足下からAUXアダプターのケーブルが出てくる!
エンジンをかけて、AUXで音が鳴るかテスト
足下から出てきたケーブルにbluetoothのオーディオレシーバーをつなぐ。私が買ったレシーバーはUSBから電源を取るタイプ。
- オーディオをAUXにする
- iPhoneのboluetoothで、レシーバーが接続済みになっているか確認する
- iPhoneで音楽を再生する
- FIATのスピーカーから音が鳴れば成功!
FMトランスミッターとは比較にならないほど、いい音!やった!楽しい!大成功!
アイドリングストップでbluetoothが切れる問題
FIATちゃんのbluetooth化はできたものの、赤信号になると音楽が止まってしまう。STRAT&STOP(アイドリングストップ)が働いた瞬間はまだ音楽が鳴っているが、青信号に変わりエンジンがかかった瞬間、bluetoothのレシーバーが認識しなくなってしまう。
調べたところ、電源電圧の変動が影響しているらしい。これは困った。手元にある2つのレシーバー、どちらを試しても「アイドリングストップで音楽が止まる」という問題は起きる。困った。
試行錯誤した結果、STRAT&STOP(アイドリングストップ)の機能自体を切ることにした。というのも、この機能を使っていてエンストすることが年に数回続いたからだ。FIAT500のアイドリングストップ、危険すぎない?みんな大丈夫?エンストしてない?青信号でエンジンかからないと、滝汗なんですけど!
あれこれ試した結果、JPRiDEのbluetoothレシーバーを使っている。エンジンをかけたあとに、毎回トランスミッターの電源をONにするのは面倒だけど、それさえ慣れてしまえば快適。あと、音量の調整をiPhone側でやらないといけない時がある。音が鳴らないときは、iPhone側の音量が小さいだけで、実は音はかすかに聞こえていることも時々ある。
それにしても、この猛暑で高温になる車内でもこのbluetoothレシーバーは故障することなく、何年も持っているからすごい。
助手席側に「魔法のテープ」を使って貼っている。夏の猛暑でも剥がれ落ちることはなかったが、さすがに熱でズルズルと下に下がってきた。それを時々、ぐいっと元の位置に戻してやる。乗車時にエンジンをかけつつ、bluetoothレシーバーの電源をONにする。面倒だけど、これが今のところ一番確実。
一方、エレコムのbluetoothレシーバーは、エンジンをかけたときに自動接続しないことが多すぎた。電源ボタンがないので、車のエンジンをかけ直すか、ケーブル抜き差しするしかない。音楽を聞くためにエンジンをかけ直すのはあまりにバカげてるし面倒なので、使用をやめた。
理想のbluetoothレシーバーはこういうやつ。ただこれだけ!
- エンジンをかけたら自動接続、エンジンを切ったら自動解除
- 音量が安定している(音量調整をiPhone側でやらなくていい)
そろそろ新しいレシーバーを買って試してみようか。
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