首都直下型地震に備えて、持ち歩き用の防災ポーチをつくる

首都直下型地震が起きた時に心配なのは、東京で暮らす弟だ。年が離れているので、生まれたときから親代わりとして育ててきた。弟が高校生をやり直す決断をしたときは、都内の定時制高校に4年間通わせたりもした。何か起きたときは、東京から私が暮らす茨城の端っこまで歩け!と伝えている。GoogleMapでルート検索すると、東京からわが家まで24時間歩けば到着するらしい。

これさえ持っていれば、スマホの充電が切れていようが、東京から茨城まで辿り付けるであろうコンパクトな防災ポーチを作って持たせることにした。「いらね」と言われそうではあるが、これがあればまあなんとかなる。

防災ポーチの中身
  1. A5サイズのポーチ
  2. 防災用ホイッスル
  3. 地図
  4. ポケットラジオ / イヤホン
  5. ようかん
  6. 除菌シート
  1. レインポンチョ
  2. レスキューシート
  3. 圧縮タオル
  4. 圧縮靴下
  5. ばんそうこう

1. A5サイズの防災ポーチ

いつも持ち歩けるように、A5サイズの小さなポーチに入るだけの防災グッズに厳選する。ポーチは軽くて防水性のあるビニールのもの。100円ショップで売っている。

レインポンチョようかんが嵩張ってパンパンだ。ようかんは半分に減らしてもいいかもしれない。

防災用ホイッスルをキーホルダー代わりに。ここにテプラでわが家の住所と電話番号を貼ってある。紙に書いたものは、雨で滲んで読めなくなる可能性があるが、テプラなら安心。この小さな笛を使って救助を求めるような出来事が人生で一度でも起きるだろうか。滅多に起きないかもしれないし、役立たない可能性の方が遥かに高いと思う。キーホルダーの役割を持たせることで、邪魔にもならない。

ビニール袋と絆創膏、圧縮ソックス

ポーチのポケットには、ビニール袋絆創膏が入っている。長時間歩くことで靴擦れができるたら、絆創膏は役立つかもしれない。ビニール袋は3種類入っている。

  1. コンビニ袋小
  2. コンビニ袋大
  3. アイラップ(丈夫なビニール袋)

ビニール袋を破れば、止血などにも使える。ちょっとであれば水を運ぶこともできるだろう。アイラップを手袋代わりに使えば、食べ物を衛生的に食べることもできる。

圧縮された靴下も100円ショップで買える。こんな便利なものがあるのかと感動。もし、24時間歩くことになっても、途中で一度靴下を履き替えれば、少し元気も出るかもしれない。

レインポンチョとレスキューシート

雨に濡れると身動きが取れなかったり、体力を奪われたりする。100円ショップのレインポンチョが一つあれば、天候が悪くても行動できるかもしれない。ちょっと嵩張るので、ここから何か一つ除外するとすればレインポンチョかもしれない。

レスキューシートは、アルミ保温シートとかアルミブランケットと言われるもので、広げてみるととても薄い。こんなものが役に立つのかと思うが、保温力は毛布の2〜3倍あると言われているし、夏場は防暑用としても使える。

私はこのレスキューシートを実際に使ったことがある。忘れもしないドイツサッカーリーグ、ブンデスリーガの観戦時だった。私はドイツの冬をなめていた。ベルリンに住む友人が「その格好でサッカー見に行くの?」と、初めての海外サッカー観戦に浮かれた私にこのレスキューシートを持たせてくれた。ナイトゲームは氷点下。あまりの寒さに耐えきれず、ハーフタイムにはホットワインを買うものの、ワインを持つ手が震えてまともに口にワインを運べないほどだった(それはまるでドリフのコントのようだった)。

このギラギラのアルミホイルのようなシートを体に巻き、歯をガタガタと震わせ、長谷部選手の応援する姿を見たドイツ人たちに大笑いされた。実際、レスキューシートは温かかったかと聞かれると、氷点下の寒さでは感覚が麻痺して正直なところさっぱりわからないが、ないよりはマシだったと思う。多分。

ようかん

栄養を取るためにチョコレートも良さそうだが、チョコレートは夏場溶けてしまう。その点、ようかんは溶けないし、賞味期限も1年くらいある。個包装で手を汚さずに食べることができるし、なにより手軽にカロリー補給できる。

もし、24時間歩くことになっても、この小さなようかん10個あればなんとかエネルギーも持つだろう。ただ、ちょっと嵩張るので半分に減らしてもいいかもしれない。登山のお供にも良さそう。

5年間長期保存できる防災用のようかんも販売されている。

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タオル

圧縮されたコンパクトタオルも100円ショップで手に入る。ラージサイズは6個入り、レギュラーは8個入り。素材はすべてパルプ100%。それを各1セットずつ買い、半分ずつ2セット作った(1セットは自分用)。

都心部から茨城へ向かうには、利根川に沿って歩けばいいわけで、川の水に浸せばすぐに使える。

ラージサイズ:23x35cm(水大さじ1くらいで広がる)
レギュラーサイズ:21x26cm(水大さじ2くらいで広がる)

ポケットラジオとイヤホン

東日本大震災のときも、台風で停電になったときも、ラジオを聞いていた。災害時の状況を把握するには、ラジオが役立つ。

震災直後、地元福島の家族や親戚の安否不明が続く中で聞いたサンドウィッチマンの日本放送「オールナイトニッポン」は、神回と言われている。私もそのラジオを暗闇の中、自宅でダウンジャケットを着て聞いていた。あのラジオにどれだけ救われだろう。

ポケットラジオは、安いもので1000円くらいから売られている。手回しラジオなど高機能なものもあるが、1日歩くくらいなら安いもので十分だ。AMはラジオ本体の向きを変えて電波を拾う。FMは本体の向きに加えて、アンテナを伸ばす必要がある。いつも忘れてしまうので、テプラで裏に貼っておいた。単4電池×2本、入れておく。

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地図

スマホの充電が切れることは容易に想像がつくので、茨城県の地図を買った。幸いにも東京都心部が左下に入っているので、これさえあれば体力をロスすることなくわが家を目指すことができる。どんな方向音痴でも、利根川沿いに歩けばいいのだが、この地図があれば少し安心かもしれない。

この昭文社の地図を買った。

編集:昭文社 地図 編集部
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今回除外した防災グッズ

このA5サイズのポーチに入りきらずに諦めた防災グッズもいろいろある。普段持ち歩けるものに厳選したものの、また見直すことがあるかもしれない。

よく、防災グッズのリストに軍手が入っていたりする。軍手はこの小さな防災ポーチに入れると、すぐいっぱいになってしまうので外した。ホッカイロもちょっと重いので外す。小銭も1日程度ならなくても凌げるだろうと、今回は外した。100円玉数枚程度、ポケットに入れておいてもいいかもしれない。小型の照明は、追加で入れておきたい。両手が使えるヘッドライトがベストだろう。USBで充電して使える小型のものが1000円前後で販売されている。

万が一、富士山が噴火したら東京にも灰が降り注ぐ。その場合はマスクが必須になるだろうから、マスク1枚くらいは入れておいてもよかったか。

除外した防災グッズ
  1. 軍手
  2. 小銭
  3. ヘッドライト
  4. マスク
  5. ホッカイロ

おせっかいでそれが問題だ。そして、この防災グッズが役立つ日が来ないで欲しいし、いざというときは役立って欲しいし、とても複雑な思いだ。

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