
BTSワールドツアーの日本公演は敗北に終わったが、当初からソウル公演も狙っていた。

チケットはないけど、航空券は手配しておいた。公演日ギリギリまでチケッティングして、それでも入手できれなければ普通にソウル観光しようと思っていた。

BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’ 公演スケジュール
BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’ は2026年4月のソウルからスタートし、日本のあとは中南米、ヨーロッパ、東アジアと続いていく。すでに来年3月まで公演スケジュールが発表されており、そのわずかな隙間に追加公演が入ってきたり、怒涛のハードスケジュールだ。
わが家の猫たちのお留守番の都合で、ソウル3日目を狙うことにした。
| 2026/4/9(木) | ソウル | 高陽(コヤン)総合運動場 |
| 2026/4/11(土) | ソウル | 高陽(コヤン)総合運動場 |
| 2026/4/12(日) | ソウル | 高陽(コヤン)総合運動場 |
| 2026/4/17(金) | 東京 | 東京ドーム |
| 2026/4/18(土) | 東京 | 東京ドーム |
チケッティングの日々
東京公演は抽選なので、努力ではどうにもならない。すべての抽選で落選した場合は、もうなす術がない。
東京ドームのチケットが取れなかった場合、ソウルがある。ソウルは抽選ではなく、チケットサイトの待機列に並びさえすれば10分間だけチケッティングができる。つまり、自分の努力でチケットを掴める可能性がある。10分間でキャンセル席が見つからなければ、また待機列に並べばいい。それを繰り返せばいつかキャンセル席を拾えるかもしれない。
ソウルはわずかなチャンスがある。ソウル公演に懸けることにする。
敗北
他の誰かに先を越されて取れなかった。でもキャンセル席ってあるんだ!と思えたので大きな前進だった。
18時間ほど待機列に並び、23時頃に3階席にキャンセル席を見つけた。震えた。誰よりも早く決済に進む。買えた。
1時間ほど待機列に並んで、3階席にキャンセル席を見つけた。友だちの分も確保。奇跡的に私と同じエリア、近い席だった。
2ヶ月以上に渡ってただひたすら毎日、毎日、チケットサイトに何百回、何千回と並んだある日、座席表に色のついた■が現れた。この色付きの■を素早くクリックして、次の決済画面に進むことができれば、チケットが買える。一度目は、誰かに先を越されてしまったが、二度目は震える手で決済完了まで進んだ。
BTSの7人をソウルで見たい。
その気持ちだけでチケッティングに挑むこと約2ヶ月半、長く苦しい日々だった。精神的にかなり追い詰められた。でも、それは皆同じ。チケッティングをやめたらそこで終了。やめないこと。続けること。ただそれだけ。
遂にチケットを掴んだ。日々のチケッティングからやっと解放された。これで7人に会える。ソウルでBTSに会える!
チケッティングで心掛けたこと
- 毎日チケッティングを続ける。チケットが取れるまでやめない。
やめたらおしまい。おそらく世界中の多くの人が脱落していく。チケッティングをやめない人だけが、チケットを掴める。 - チケットを取るより先に、航空券とホテルを抑える。
チケットが取れたら航空券を取ろうと思っていると、チケットに手が届かない。絶対に行くんだという強い気持ちで、先に航空券とホテルを予約しておく。少なくとも、航空券とホテルはチケットを取ってからでいいと思っているファンよりも、気持ちが一歩前にいる。 - 絶対にチケットが取れると信じる。もうダメだと思わない。
もう無理だと思わない。必ずチケットを掴むんだという強い意志を持ち続ける。実はこれが一番難しい。 - 色付きのキャンセル席を目撃しても、スクショ撮ってる暇はない。
SNSに「キャンセル席見た!」「掴めなかったけどあった!」とスクショを投稿している人が多くいる。でも、そのスクショを撮ってる瞬間に、世界中の誰かにチケットを取られてしまう。スクショ撮ってる暇はない。キャンセル席を見たら、誰よりも先にそのチケットを掴んでお会計にダッシュする。 - カード番号をコピペできるようにしてチケッティングする。
もし色付きのキャンセル席を掴んだら、画面右下のボタンをクリックして次の決済画面に進む。ここでカード番号をのんびり入力していると、せっかく掴んだチケットも購入できずに振り出しに戻る。いかに早く決済するかにかかっているので、カード番号はコピーした状態でチケッティングして、決済画面ではペースト。素早く決済を完了できれば、チケット購入完了となる。
チケットサイトNOL
もう見るのも嫌!というほど毎日アクセスしたチケットサイト「NOL Ticket」。あらかじめパスポートで本人確認の登録をしておく。
待機列に並ぶ
2026/1/22の先行発売から約2ヶ月半、毎日ひたすら待機列に並んだ。最初は10万人を超えていた待機列も、3000人程度の日もあった。自分の順番がくるまで22時間待ったこともあれば、1時間待たずにチケッティングに入ることもあった。
自分の順番に気づかないと、また並び直しになる。ブラウザでいつもこの画面。


100%だった予約率も99%に変わることがある。この1%はキャンセル分だろう。自分の順番が迫る中、予約率100%になると暗い気持ちになる。99%で順番がくると、ちょっと期待が持てる。それを2ヶ月半続ける。

勝負は10分間
長い時間、待機列に並びようやく自分の順番がやってくる。チケッティングの制限時間は10分間。終了1分前にアラートが出る。そして10分経つと強制的に画面が振り出しに戻って、並び直し。
攻略法1:人間らしくある程度ゆっくり操作する
このNOL Ticket、とにかくエラーが出まくる。チケット転売業者のマクロ対策もあって、早くクリックすると「人間ではない」と判断され、エラーが出る。制限時間は10分間しかないというのに、ある程度ゆっくりクリックしなければならないというこのもどかしさ!
10分間のチケッティングで「あなたは人間ですか?」というチェックボックスが何度も出ることもある。その都度「はい、人間ですよ」とチェックボックスにチェックを入れる。パズルも相当やらされる。たった10分しかないのに、パズルが20回、30回出現することもある。本当に冗談じゃないわ!パズルやってる余裕ないのよ!でも、やらなきゃ先に進めない。
NOL Ticket攻略の最大のポイントは「人間らしくふるまう」かもしれない。クリックしまくるのは厳禁。ゆっくり、ゆっくり、座席エリアをクリックして席を探す。私がキャンセル席を見つけたときも、ゆっくり、ゆっくり、エリアを3つ、4つ、5つとクリックしていたときだった。
攻略法2:公演時間が表示されず、先に進めない場合
カレンダーから公演日を選択しても、この画面のように公演時間が表示されないことも多々ある。これはアクセスがあまりにも集中しているので、チケットサイトが正常に機能していないことを意味する。

画面右下の「Next」をクリックすると、こんなアラートが表示される。公演日は選択してあっても、公演時間が表示されないと先には進めないので、ここで多くの人がため息をついてチケッティング終了してしまうが、解決策がある。

- 公演カレンダーを4月から5月に進める。
- 5月からまた4月に戻る。
- 公演日を選択する。
- 公演時間が表示されれば、選択して「Next」をクリックして、座席指定の画面へ進む。
- 公演日を選択しても、公演時間が表示されない場合は、「1」から繰り返す。
攻略法3:「403 ERROR」が表示される場合
「403 ERROR」は頻発する。勝負は10分間だけど、慌てず少し待ってみると、再度座席表が表示される。30秒〜1分ほど待つのがコツ。

403 ERROR
The request could not be satisfied.
30秒〜1分程度待って、画面右上「View all seats(座席表)」をクリックすると、再度座席表が表示される。「Previous」ボタンをクリックして前画面に戻り、また座席選択画面に戻ってきてもいい。
攻略法4:画面が真っ白になる場合
突然画面が真っ白になることも多々ある。そんな時も、「403 ERROR」同様、30秒〜1分ほど待ってみる。待ってる間に制限時間10分がきてしまうこともある。それでもちょっと待ってからクリックしてみる以外にない。
とにかく「人間ですよ、チケット転売業者のマクロ操作じゃありませんよ」とふるまうのがコツで、高速でエリアを上から順番にクリックしまくるのは厳禁。

「403 ERROR」同様、30秒〜1分程度待って、画面右上「View all seats(座席表)」をクリックすると、再度座席表が表示される。「Previous」ボタンをクリックして前画面に戻り、また座席選択画面に戻ってきてもいい。
攻略法5:「Access Denied」が表示される場合
このエラーも本当によく見た。これは不正を疑われている画面。これも、しばらく待てばまた正常に戻ることがあるし、戻らずに制限時間10分がきてしまうこともあった。

- VPNをオフにしてください。
- 1台のデバイスからのみアクセスしてください。
スマホとPC、両方でログインした状態でアクセスしていると、エラーになる。必ず1台だけでログインして勝負する。 - ページの更新を頻繁に行わないでください。
リロードは厳禁。絶対に使わない。 - iOSデバイスで「プライベートリレー」が設定されている場合は、これをオフにするか、Safariの代わりに別のブラウザ(例:Chrome)をご利用ください。
ブラウザは何を使ってもあまり変わらないと思う。Safariでとれた人もいるし、Edgeでとれた人もいる。私はChrome一択で勝負した。
「403 ERROR」同様、30秒〜1分程度待って、画面右上「View all seats(座席表)」をクリックすると、再度座席表が表示される。「Previous」ボタンをクリックして前画面に戻り、また座席選択画面に戻ってきてもいい。
攻略法6:くるくる「お待ちください」が表示される場合
くるくるローデイングしてしまうと、残念ながら打つ手なし。前に戻ることも先に進むこともできず、リロードすると待機列に並び直し。待てども待てども、画面は正常には戻らない。
やっと自分の順番がきても、くるくるが始まると心が折れる。本当に精神的ダメージが大きい。それでも、並び直してまた順番を待つしかない。

攻略法7:スクロールは素早く!
NOL Ticketは世界中のファンがアクセスしていて、その多くの人が操作性に問題があると指摘している。座席は横スクロールと縦スクロールを駆使しなければ、隠れた座席まで見つけることができない。
座席の横スクロール、ブラウザのスクロールバーを操作するよりも、座席の■部分にマウスを当てた状態でグイッと右にドラッグする方が操作が早い。横スクロール機能を割り当てられるマウスも使ってみたが、画面右側の隠れた座席を見るにはマウスでドラッグするのが最も早い。

そして、色付きの■を見つけたら、誰よりも先に掴んですぐ決済。
- 色付きの■を見つける!
- すぐクリック!
- 「Selection completed」で次の決済画面へ進む!
クリックが遅ければ、次の画面には進めない。この操作がとにかく細かいので、使い慣れた端末でチケッティングするのが一番効率がいい。私はスマホの画面はあまりにも小さすぎて、色付き■をタップできそうにないので、普段から使い慣れているMacで挑んだ。タブレットが最も使いやすいという人はそれもいいと思う。
チケット予約は公演日当日の公演開始時間まで
NOL Ticketでチケッティングしていると、公演当日はこんなアラートが表示される。つまり、公演日当日でもチケッティングは可能ということだ。

以下の画像はThreadsから転載させていただいた。「公演開始時間までオンラインで購入可能」とある。19時開演なら、その時間まで会場付近でチケッティングができて、もしキャンセル席を掴むことができれば、そのまま中に入ることができる。

チケットがないままソウルに向かっているファンもたくさんいる。空港でチケッティングしているファンもたくさんいる。搭乗前にチケットを掴んだ人もいる。
諦めずに公演日当日まで待機列に並んでは10分間の戦いを繰り返す。可能性がある限り、チケッティングを続ける。報われない努力もあるかもしれない。それでも正当な方法はこれしかないので、ひたすらキャンセル席を探すしかない。
