2026年4月のBTS、8月のBIGBANG、どちらもライブ会場も同じ高陽総合運動場(コヤンスタジアム)だった。コヤンに35,000〜50,000人の観客が集結すると、通信状況は悪くなる。開演時間が近づけば近づくほど電波は微弱になり、最後は通信不能に陥る。

2026年4月のコヤンスタジアムはBTS。3日間で約132,000人を動員。

2026年8月のコヤンスタジアムはBIGBANG。3日間で約110,000人を動員。
BTSのときはeSIM(SKテレコム)が完全に通信不能になってしまった。せっかく死に物狂いで手に入れたQRチケットが表示されない=入場できず、ファンクラブの会員証も表示できずに特典の受け取りも諦めることになった。開演時間が迫る中、会場を背に電波を拾うために横断歩道を渡り、駅方面へと走るファンが私以外にもたくさんいたようだった。
こんな恐怖体験を二度と味わいたくないので、この通信問題を克服したい。8月のBIGBANGは万全の対策をして挑んだ。
韓国の通信会社大手3社のうち2つのeSIMを契約する
私が使っているiPhone17では、同時に2枚のeSIMを有効にして利用できるので、通信会社の異なる2枚のeSIMを本体に入れておいた。
eSIMは物理SIMを差し替える必要がないので、オンライン購入して設定まで10分程度。購入サイトは、Qoo10、Klook、Holafly、Trip.com、World eSIM、Amazon、通信会社の直販などがある。
- SK テレコム (SKT)
韓国最大手の通信会社。SK グループ傘下で、移動通信のシェアトップ。5G 展開でも先駆的な存在。 - KT コーポレーション (KT)
元国営の通信会社(旧韓国電信電話公社)。固定回線・ブロードバンド・移動通信を幅広く提供。 - LG ユープラス (LG U+)
LG グループ傘下の通信会社。移動通信・インターネット・IPTV などを提供。3社の中ではシェア3位。
例:iPhone17の場合
| 同時に使える数(アクティブ数) | 最大2枚まで。使用中の片方をオフにすれば、もう1つの回線と合わせて2枚まで同時に待ち受けやデータ通信が可能。 |
|---|---|
| 保存できる数(ストレージ上限) | 8個以上。9個目以降を設定したい場合は、すでに保存している不要なeSIMをオフにするか削除することで、新しいものを追加できる。 |
現地で見かけた通信会社の応援車

4月のBTS、8月のBIGBANG、どちらもコヤンスタジアムで通信会社大手「KT」の応援車を見かけた。この車は、移動基地局車または車載型基地局というもので、混雑する会場で臨時の基地局として稼働する。車に上部にはアンテナが確認できる。
前回と今回のコヤンはKTが強かった!
ただし、これは興行にもよると思う。今回は、KT直販のeSIMを追加しておいたのは大正解。
今回利用したeSIMはこの2つ
3日間、ずっとアンテナは4本だったけど、通信速度は圧倒的にKTの方が速かったし繋がりやすかった。コヤンスタジアムでもKTがあったので救われた。KTを使っているときはLTE、SKテレコムに切り替えると4Gだった。
ソウル市内を観光するにはSKテレコムで何も不自由ない。地図アプリも翻訳アプリも普通に使える。ただ、混雑するライブ会場では弱すぎる。出発間際、成田空港でKTを準備しておいてよかった。eSIMの購入は現地でも可能。
格安のSKテレコムを3日間
KT直営店のeSIMを1日だけ
ソウルに到着したら、スマホのモバイル通信を設定する

仁川国際空港に到着して、韓国のeSIM 2枚をONに。
日本で使用しているeSIMはOFFにする。日本のeSIMのデータローミングがONのままだと、高額請求される恐れがあるので確実にOFFに!

予備でKTジャパンの直販eSIMを1日無制限700円で購入。ライブ会場にはKTの応援車も駆けつけていたこともあり、このKTが強かった!

SK TelecomのeSIMは3日間無制限で367円の安さだった。しかし、前回ライブ会場でこのSK Telecomが通信不能になった。
通信会社2社のダブル回線を利用する方法

SKテレコムとLGU+、ダブル回線のeSIMを利用すると、eSIMを切り替えることなく自動的につながりやすい方の電波を拾ってくれる。
韓国 eSIM 3日間、完全無制限(低速化無し)で約980円。
日本の通信会社をそのまま使う方法
日本で利用している通信会社の海外ローミングを利用すると、eSIMの切り替えもなく便利。実際、ahamoでサクサクだったという意見も多かった。現地ではahamoが現地のKTをガッチリ掴んでデータ通信できていたようだ。つまり、やっぱりKTが強かった。
私が普段利用しているIIJmioでも海外eSIMが利用できる。ただ、1日無制限のプランはない。
スマホを買い替える予定があれば、最新機種に変更してから行く
スマホの端末問題も影響があったようだ。ahamoの海外利用がサクサクだった!という意見はたくさん見かけたが、ahamoでも繋がらなかったという声もあった。それはたぶん、端末の問題だったのかもしれない。実際、最新のGalaxys26でサクサクだった人と、iPhone11で通信不能だった人がいた。
それから、スマホの容量も余裕がないと通信に影響があるようなので、アプリや写真など事前に整理しておく。
4月はiPhone14、8月はiPhone17に買い替えて向かった。
スクショNGでもスクショは撮っておく

BTSのときは、QRチケットのスクショNGだった。QRチケットの下の方に「スクリーンショットではご入場いただけません」と明記されている。
表示されたQRチケットは5分間のみ有効だった記憶がある。それでも、スクショで入場させてもらえたという人がいたので、一応スクショは撮っておくといい。
facepassの登録を済ませておく
韓国のチケットサイト「NOL」で、公演によってはfacepassを導入していることがある。その場合は、必ず「NOL」アプリでfacepassを事前登録しておく。
facepassの事前登録しておくと、NOLのデータベースに個人情報とチケット情報、顔情報まで登録される。それを入場ゲートのカメラで瞬時に認証するので、QRチケットがなくてもOKの場合がある。つまり、顔パスで入れるということだ。事前登録はやっておいた方が安心。
会場へは早めに到着する
ライブ当日は開演3時間前到着では遅かったりする。なるべく早めに行って、余裕を持って本人確認など済ませておく。開演が近づき混雑してくると、電波状況は次第に悪くなっていく。早めの会場入りがマストだ。
最後は助けを求める
SNSに通信環境のことを書いたときに、貴重な体験談をたくさん聞かせてもらった。
- 見かねた会場スタッフが、個人的にスマホのテザリングを使わせてくれた。
- 現地のファンがスマホのアプリをログアウトして、スマホを一時的に貸してくれた。
こんな親切は極めて稀だと思うけど、チケットアプリやファンクラブのアプリなど、ログイン情報はメモっておくと役に立つことがあるかもしれない。
そして、最後の最後は周囲に助けを求める。苦労してチケットを取り会場までやってきて、スタジアムに入れない最悪の事態を回避すべく、勇気を持って「助けて」と言ってみる。SNSに書き込んでもいい。同じファン同士、手を差し伸べてくれる人がいるかもしれない。
会場で通信不能になるとこうなります!

【1】「NOL」アプリが開かなくなる恐怖。オフラインダウンロードしていたQRチケットもアプリが開かないのでまったく意味なし!

【2】やっと微弱電波を拾って「NOL」が開いたが、何度ログインしても「ログインしてください」の画面から進まない。ログインできないので、QRチケットは表示されず。

【3】混雑する会場を離れていくと、次第に「NOL」アプリが反応するようになってくる。しかし、読み込みに時間がかかってQRコードはまだ表示されない。開場時間が迫る中、少しずつ会場を離れて電波を拾う。

【4】コヤンスタジアム前の横断歩道を渡り、会場から遠ざかっていくと遂に電波をキャッチ!ようやくQRチケットが表示された!スマホの画面を閉じないように、この状態を維持しながら入場ゲートへ走った。こんなのもう二度と嫌!


