2024年11月の韓国ソウル2泊3日は、お土産なども込みで総額67,186円だった。その内訳を書いておく。
今回はクレジットカード付帯の保険でカバーできそうだったので、海外旅行保険には加入しなかった。現地ATMで100,000₩引き出したが、ほとんどクレジットカード払いで済んだ。プライオリティ・パスを使って出国前と帰国時に食事をし、ラウンジにも立ち寄った。今回も国内旅行並みに安く済んだと思う。
ソウルは夏も冬も幾度となく訪れているが、イチョウの町だということは今回初めて知った。町中きいろい世界だった。イチョウや銀杏の実を踏みしめながら歩く度に心躍った。またこの季節に訪れたい。
交通宿泊費
行きのフライトはスターアライアンスの12,500マイルを使ったので空港税のみ。帰りはLCCだったので、交通費はかなり抑えられた。宿泊費もairbnbのスーパーホスト特典の100ドルクーポンを使い、明洞徒歩圏内に宿泊した。
交通費 | NRT-ICN | 4,010 | 特典マイル利用 |
ICN-NRT | 16,433 | AIR JAPAN | |
空港駐車場 | 2,750 | ||
仁川国際空港-市内 | 2,082 | 18,000₩、リムジンバス | |
市内-仁川国際空港 | 962 | A’REX(電車) | |
気候同行カード | 347 | 3000₩、カード代 | |
気候同行カード3日券 | 1,100 | 10,000₩、3日乗り放題チャージ | |
成田から高速料金 | 970 | 片道のみ利用 | |
宿泊費 | airbnb | 2,328 | 100ドルクーポン利用 |
合計 | ¥30,982 |
空港鉄道A’REX(仁川国際空港とソウル市内のアクセス)
いつも仁川国際空港と市内のアクセスはリムジンバスを使っていたが、今回初めて空港鉄道A’REXを使ってみた。バスの半額で渋滞の心配もなく、45分くらいで到着するので便利だったが、私はやっぱりバスがいい。
- 気軽に乗車できるバスと違って、駅に到着してもホームまでが遠い。
- A’REXは意外とトンネルの中なので、車窓が楽しめない。
- 座席に座ると後ろ向きに走り出したりする。
- バスより本数が少なく、余裕を持って駅に行かないといけない。
ソウル駅構内のチケット窓口に長蛇の列ができていたので、スマホで「Klook」にアクセスしてチケットを購入。ApplePayが使えるので、電源ボタンダブルクリックで支払い完了できた。予約確定メールの「バウチャー表示」ボタンをクリックし、チケットをアクティベートすればQRチケットが表示される。あとは、そのまま改札を通ってホームへ。列車は既に到着していたので、指定席に着席する。
空港直通の高速鉄道A’REXの他に、一般の鉄道もある。そちらは乗り遅れても次の列車に乗れるし、なにより料金が500円程度。空港とソウル市内のアクセスに1時以上かかるとはいえ、バスと同じくらい。混雑している時は座れないこともあるが、最安を選ぶなら一般の鉄道一択だ。
それでも私は、空港から市内へ向かう車窓の風景が好きなのでバスを選びたい。
気候同行カード(Climate Card)
これまではT-moneyカードにチャージしてバスや地下鉄を乗っていたが、今回からこの「気候同行カード」を利用してみた。「気候同行カード」というこの名称は、自家用車の利用を減らして公共交通機関を利用することで、温室効果ガスの削減を目指し、気候危機への対応を目標にしましょう!ということらしい。
仁川国際空港はソウル市外なので、市内到着後にコンビニでカードを買った。レジでこう伝えると買える。
기후동행카드 있어요?
(キフトンヘンカドゥ イッソヨ / 気候同行カードはありますか)
気候同行カードを買ったあと、利用前にチャージする。2泊3日だと、2日券でも足りる気もするが安いので3日券を買いバスと地下鉄に乗りまくった。2日目は10回以上乗車しているので、1500₩×10回=15,000₩で、あっさり元が取れている。
1日券 | 5,000₩(550円) |
2日券 | 8,000₩(880円) |
3日券 | 10,000₩(1,100円) |
次回もこの気候同行カードにチャージして乗り倒そうと思う。
食費
食費 | チジミ盛り合わせ | 1,500 | 13,000₩ |
マッコリ | 500 | 4,000₩ | |
焼肉 | 6,500 | ||
へジャングク | 1,300 | 11,000₩ | |
アサイードリンク | 1,472 | 12,800₩ | |
紅茶ラテ、クロワッサン | *1,050 | 9,300₩ | |
その他 | コンビニ | 905 | 水、アイス、牛乳他 |
コンビニ | 288 | 2,500₩、アイス | |
コンビニ | 208 | 1,800₩、お菓子 | |
合計 | ¥13,723 |
広蔵市場は毎回行っている。今回のチジミ屋台では、味も具もないチジミが6枚てんこ盛りで食べきれず。私は海鮮パジョンとか、牡蠣の入ったやつとか、そういうのを食べたかった!
行きたいと思っていたサムギョプサルのお店がまさかの定休日だった。それで、ふらっと入った明洞のお店でヘジャングクを注文。牛骨ががっつり入ったヘジャングク、疲れた胃腸を整え、二日酔いや滋養強壮に効くらしい。この牛骨スープが辛くてコショウたっぷりでとてもおいしくて、私は次回もまた確実にこれを食べる。ヘジャングク、気に入ってしまった。
毎年ミシュランを獲得している「金豚食堂(クムテジシクタン)」で念願の焼肉を食べた。BTSのメンバーがよく訪れるお店で、BLACKPINKのサインも飾られていた。LISAも食べたお肉!そして、壁のジミンちゃん愛がすごい。
現地合流した友だちと3階席で食事をしていると、隣りのテーブルにBTS大ファンの日本人女性たちがいた。これからJINくんのライブなのだという。超絶入手困難なチケットを全員当てたというからすごい。そして、この3階席でテテが食事をしたのだと教えてくれて、私はそれだけで胸がいっぱい。お腹もいっぱい。
通信費
今回も3日間使い放題のeSIMを利用。いつも楽天お買い物マラソンの時に購入しておくので、実質1,200円くらい。購入すると、すぐにQRコードが届くのでこれを読み込むだけでeSIMが追加される手軽さ。
通信費 | eSIM 3日間使い放題 | 1,800 |
合計 | ¥1,800 |
出発前に空港でQRコードをスキャンすると、アクティベート中になる。日本国内では韓国の通信会社SK Telecomは受信しないので、アクティベート中のまま放置しておく。ソウルに到着したら自動的にSK Telecomに接続され、アクティベート完了。空港到着からすぐにインターネットが使えるので、市内に出るのも安心。
iPhoneの設定>モバイル通信から、簡単にSIMの主回線を切り替えできる。帰国後、主回線を切り替えて、3日間使ったeSIMは削除する。
その他のお買い物
韓国コスメなどは、Qoo10でも安く買えるし、特に欲しいものもなく。美術館、展覧会、キャットシッターをしてくれた弟へのお土産など含めても、いつも大体2〜3万円程度。
観光 | ARARIO MUIEUM | 1,748 | 15,000₩ |
ヒグチユウコ展 入場料 | 2,330 | 20,000₩ | |
ヒグチユウコ展 グッズ | 10,809 | 92,800₩ | |
お土産 | オリーブ・ヤング | 2,733 | 24,800₩ |
ピパンテン軟膏 | 1,384 | 12,000₩ | |
キーホルダー | 1,677 | 14,500₩ | |
合計 | ¥20,681 |
カウンターのある薬局で買った「ピパンテン軟膏」、非ステロイドで赤ちゃんにも安心して使えるクリーム。肌再生や肌の保湿、傷の治癒にも効くというので、ひとつ買ってみた。Qoo10でも買えるが、ちょっと高い。
赤いパッケージの「PAW PAW」は前回買って気に入ったので買い足した。
「PEPERO」は韓国版ポッキーみたいなお菓子で、コンビニでNewJeansコラボパッケージを見つけると、ついハニちゃんを探して買っていた。ハニちゃんかわいい。がんばれNewJeans。
韓国で大ヒットしている「EUTHYMOL(ユーシモール)」という歯磨き粉は、デザインもとってもかわいいので、キティちゃん限定パッケージということもあって買ってみた。ところが、ものすごい湿布のにおい、湿布の味。湿布食べたことないけど、恐らくこんな味だ。ホワイトニング効果があるというが、これを使い切るのは厳しいかもしれない。
「EUTHYMOL」は1898年にイギリスで誕生した歯磨き粉ブランドで、韓国でも売れまくってるが、みんなこれ使ってるのか…。歯磨き粉の色も、キャップと同じショッキングピンクでびっくり。
ヒグチユウコさんの展覧会は、六本木の個展以来だった。当日券でも並ばずに入場できて、展示もゆっくり見ることができたが、とにかくお客さんのマナーが気になった。作品に触ってる人もいて衝撃!作品単体での撮影は禁止だというのに、膨大な展示作品を一つ一つくまなく撮影してる謎のおばさんがいた。時々マスクを取っては、ニッコリ笑って作品前で自撮りしている。作品に見入っていると、私の目の前にスマホを差し込んできて強引に作品の写真を撮ったりするので、とても不愉快だった。
それはさておき、とにかくその仕事量とクオリティに圧倒された。緻密なイラストと、悶絶するほどのかわいい世界観に引き込まれて、夢のような時間を過ごした。各部屋ごとに趣向を凝らした空間づくりが本当に素晴らしかった。ギュスターヴくんが行ったり来たりするシルエットをいつまでも見ていたりとか、森の中を抜けていく感じもわくわくした。
日曜の夕方だったが、グッズ売り場も閑散としていた。マウスパッドが560円くらいで売られていて、思わず目を疑った。安すぎる。傘も4000円くらいだったので買いたかったが、持ち帰るのが大変なので見送った。キャットシッターの弟には猫Tシャツを買った。
紙袋が1枚400₩=45円はおかしい。安すぎる。
プライオリティ・パス
プライオリティ・パスを使ってよくラウンジを利用していたが、出国後と帰国後の食事にも使えることを今回初めて知った。出発前はすき焼きを食べ、到着後はお好み焼きやたこ焼きなどをテイクアウトした。プライオリティ・パスを扱っているお店でも利用時間が合わないこともあるので、事前に要確認すること。
ちなみに、私が使っているプライオリティ・パスは、楽天プレミアムカード付帯のもの。
肉料理やきすき やんま
プライオリティ・パスの利用時間:毎日 12:00~17:00
成田空港ターミナル1の「やきすき やんま」は、10:00から営業しているが、プライオリティ・パスのサービス提供は12:00から。食事していたら13:20のフライトに間に合わないかも、と心配だったが食後にラウンジで一杯飲むくらいの時間もあった。
すき焼きはもちろん、食後のミルクプリンもまた絶品だった。程よく弾力があって、甘すぎない。フライト前のすき焼き、3,400円分のメニューが無料というのを今まで見逃していたのがもったいない。
プライオリティ・パスを持った人は12:00から利用可能なので、10分ほど前から列ができ始める。
列に並んだ状態で店員さんがカード利用の手続きをしてくれるので、12:00になるとすぐ席に案内してくれる。メニューはひとつのみ。
すきやきとミルクプリンを食べ始める。
ゆっくり食べても15分ほどで完食。退店。
空港ラウンジに立ち寄ってお茶を飲み、搭乗口へ。
プライオリティ・パスの利用時間:毎日 7:30~21:00
余裕を持って出発。
道頓堀ぼてじゅう
プライオリティ・パスの利用時間:毎日 5:00~22:00
到着後にもプライオリティ・パスが使えることを知らなかった!今回、成田空港ターミナル1に到着後、ターミナル3に移動し、ぼてじゅうに立ち寄った。プライオリティ・パスのメニューは、お好み焼きやたこ焼き、から揚げ、どら焼きなど3,400円分目一杯もらえる。紙コップのドリンクはその場で飲み、お好み焼きはテイクアウトした。
それにしても、早朝5時から利用できるのはすごい。国内LCC利用でも、プライオリティ・パスが使える。以前、LCCデ大阪日帰りしたときは、大阪国際空港内のぼてじゅうを持ち帰ったことがあったが、成田到着後に使えばよかった。
次回のソウル旅
2024年は弟がキャットシッターを引き受けてくれたので、2回ソウルに行くことができた。時々、海外に行くと、日本のいいところや良くないところがいつもとはまた別の角度で見えてくる。帰国後、成田空港のトイレに立ち寄ると便座が温かいだけで感動する。便座の除菌までできるし、手洗い場はお湯が出る。泡ハンドソープもたっぷり出る。そういう「当たり前」のことが整った国なのだと再確認する。一方で、バスに乗車すると「発車します、曲がります、お気を付けください、忘れ物のないように、ご注意ください」とひっきりなしにアナウンスが流れる。これは過剰すぎるといつも思う。
次のソウルは2025年6月の予定で、既に航空券も手配してある。楽しみがあるとがんばれるというものだ。BTSが7人全員揃う6月が待ち遠しい。